心不全に心房細動などの頻脈が合併することは多いと思います。
以前に、急性期どうするかお話ししましたが、
慢性的に服用していなければ、ひとまずジゴシンを1A(1Aって良く設計されていると思います)投与して、投与し終わった状態から、オノアクトを1ガンマから少しずつ増量していきます。オノアクトなんてないという施設もあると思いますので、その時にはビソノテープが使いやすいです。
ビソノテープは、切って使えばその分用量は少なくなりますので、1mg、つまり4mgを4等分して、それだけ小さいとさすがにはがれるので、肌に優しい優肌絆などで張ってみます。
内服よりも早く効き始めて、ゆっくり効きます。内服と違って、何か問題が起これば剥がせば、その時点から半減期にしたがって血中濃度は下がっていくので、比較的安全に使えます。
今まで、オノアクトのない施設にいたことがなかったせいもあり、導入していない施設もあるわなと思いまして、オノアクトの代わりに、内服よりもビソノテープの方が結構安全に使いやすいということをお伝えしようかと思いました。
ビソノテープは4mgが一番使い勝手がいいように思いますので、少量でも院内に置いておかれるのはいかがでしょうか。