心不全を中心とした循環器疾患に関する単なるブログ

心不全について私が知る・思うすべてのこと

私は、Left mainはCABGというスタンスです。日本のPCI術者はCABGのリスクを高く見積もりすぎだと思います。

Sangwoo Park, Jung-Min Ahn, Tae Oh Kim, Hanbit Park, Do-Yoon Kang, Pil Hyung Lee, Yeong Jin Jeong, Junho Hyun, Junghoon Lee, Ju Hyeon Kim, Yujin Yang, Kyungjin Choe, Seung-Jung Park, Duk-Woo Park and for the IRIS-MAIN Registry Investigato…

心臓MRIの最大の見せ場のひとつが、若年者の失神精査だと思います。

私自身、10年ほど前から心臓MRIしていました。最近では、健康診断の心臓MRIと冠動脈MRAの読影をしていました。 (ちなみに、冠動脈CTは16列の時からしていました) 現時点で、心臓MRIといえば、2次性心筋症か、虚血の領域の評価やviabilityの評価に使われる…

最近タイトルでときめいた論文

Baroreflex Activation Therapy in Patients With Heart Failure With Reduced Ejection FractionMichael R. Zile, JoAnn Lindenfeld, Fred A. Weaver, Faiez Zannad, Elizabeth Galle, Tyson Rogers and William T. Abraham. Journal of the American Colle…

血圧についての疑問からある確信へと(最近の血圧についてのまとめ)

平均血圧=1回心拍出量×末梢血管抵抗 の式に、少し前から強い違和感があって、一から考えていたのです。 まず、血圧は、測定する部位の血管の円周方向への圧の変化を測定しています。 血液の進行方向と垂直に変化する圧の変化を測定しているのに、拍出量と末…

大動脈瘤は後負荷増大になると思います。

大動脈瘤は後負荷になるかどうかについて考えていました。 おそらく、なるだろうと思います。 左室内の血液は、収縮期になると大動脈の起始部にある血液を押しのけながら、心臓から大動脈にでます。 1回拍出量は、およそ60-80mlです。大動脈の太さは、3cm程…

血圧の調整に、心臓は基本的には関係ない。

血圧は、脳・血管・腎臓の3つによって、作られ、調整されるのだと思います。血圧に心臓はあまり関係なく、心臓は従属的な臓器です。体が必要とした血液循環を維持するために、ただ、自律神経に命じられて、帰ってくる血液を血管に対して拍出するだけの臓器と…

心臓は血液にエネルギーを与えて血流としている。

心臓は、血液にエネルギーを与えて、血流とします。 以前にお話ししたように、心臓から出た血液は大動脈基部にある血液を押し込みます。つまり、圧エネルギーを与えることになります。この圧エネルギーは、進行方向の運動エネルギーと、より前方の血液を押す…

機械的なサポートに最低限必要なのは、止血機能だろうと思います。

私、結構重症な患者を診てきたと思います。 重症患者の治療で、もっとも重要な機能は、止血機能と肝機能だと思います。 大概の臓器は、薬剤や機械で代替できます。心臓が止まったところで、急性期は薬剤やIABPをサポートに、VA-ECMOやImpellaを使えば、何と…

急性心不全の退院直前のクレアチニン上昇は、ループ利尿薬に騙された腎臓の悲哀

心不全の治療の最後の方で、血中の尿素窒素とクレアチニンが上昇するということは、よくあります。 これに関して、脱水による変化、つまり腎前性腎不全であると説明されます。 本当でしょうか。私は以前から違うなと思っています。 心不全で溢水の治療として…

ダパグリフロジン(フォシーガ®)は、糖尿病のないHFrEFにも良い可能性あり。

Petrie MC,et al. JAMA. 2020 Mar 27. Effect of Dapagliflozin on Worsening Heart Failure and Cardiovascular Death in Patients With Heart Failure With and Without Diabetes. 3月の終わりに、糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬がHFrEF(Heart failure with re…